
雨が降ったりお日様が顔を出したり、なんとなく安定しない一日です。
機にかけている糸を進めたい気持ちもあるのですが、ついつい棉繰り作業ばかりを進めてしまいます。
うれしいことに、ここ数日立て続けに和棉のタネのお申し込みをいただいています。お手紙をちょうだいした翌日、翌々日にはタネを発送しているので、お申し込みくださったみなさま、あともうちょっとお待ちくださいね。
5月いっぱいお申し込みを受け付ける予定ですが、タネがなくなりしだい終了となりますので、ご入用な方は早めにお申し込みください。
さて。
写真は昨日相方もげっちから譲り受けた棉繰り機くんです。前面に「鈴木式棉繰機 愛知県宮田町鈴木商会製作所」というラベルが張ってあります。
彼女はヤフーオークションで骨董屋さんが出品しているのを落札したのですが、すでに1台持っているので私に譲ってくれたのです。ありがとー!
もげっちに教わりながら分解、掃除。軸棒と本体の間から真っ黒になった棉のタネが出てきました。(もげっちが「畑にまいてみるー!」と嬉々として持ち帰りました)
昨年もげっちが育てた和棉を繰ってみると、思った以上にするすると気持ちよく進んでいきます。スーパーのポリ袋(小)ひとつ分、小一時間かからずにすべて綿とタネに分けることができました。
使い込まれた道具というのは美しいなあと思います。もちろんこれからも我が家で働いてもらう予定、です。(いっぱい棉の実が収穫できるといいんですけど…)
今年は我が家でもマンションのベランダで和棉を育ててみます。
収穫のひとだんらくした暮れあたりに、棉繰り機で棉を繰りつつ、その先、糸や布にするための情報交換をするような集まりを企画できたらなあ、と思っています。
