アルパカ大量洗毛

きたきたきた、来てしまいましたアルパカ原毛14kg!
恵糸やさんが主催されていた牧場見学がご縁で、第5回東京スピニングパーティでは那須ビッグファーム(アルパカ牧場)さんのお手伝いをさせていただくことになりました。

アルパカ入り箱

手始めに原毛を各色2kgずつ分けていただき、洗うことに。
ぱんぱんに膨れたどでかい箱が二つ(でも中身は大変軽い)。開けるとぷーんと牛の匂いが。
羊も原産国によって匂いが違います。牛の匂いというよりも、「日本の牧場の匂い」なのかも。今度国産羊毛の匂いもよく嗅いでみようっと。
アルパカ袋入り×14

ワカヤ種の白、グレー&白、グレー、シャンペン、ベージュ、茶、スリ種の白が各2kg。別々の袋に1kgづつ入っているので、同じ色であっても同一個体ではないかもしれません。
毛質の平均値は個体を数触らないと見えてきません。全部違う個体だったらラッキーですな。
さて、まずは予洗いから。前回予洗いをしなかったとき、やはり毛先の砂汚れが緩んでなかったんですよね。
風呂場でビニール袋から洗濯ネットにうつします。ばさばさと振るとザラザラと音をたてて砂粒が落ちてきます(……)。いえ、覚悟して風呂場で広げたわたくしの勝ちでございます!<なんの話。
うっしゃあ、ざくざく洗うぜ~と思ったら、なんと白2kgを詰め込んだところで洗濯機が満杯に!
本当は4kgづつくらい一気に洗いたかったのですが、入らないものは仕方がありません。ウールだと押し込めばいくらでも入っていくのですが、アルパカの原毛はバネがありすぎて、湯に浸けてもあまり小さくなってくれません。
この膨らみっぷりを見ていると、「アルパカは重くてバネのない繊維」というこれまでの固定観念がすべて吹き飛ばされてしまいます。
この、もはもはのふさふさのふわふわ繊維のどこが重いっつーの。
お盆は(お盆「も」?)アルパカの毛にまみれている予定です。
額に汗して働く。人間として正しい姿だなあ…(遠い目)。

タイトルとURLをコピーしました