クラフトフェアまつもと

行ってきましたよ~。

松本
うす曇の一日目

雨だ雨だという予報の中、なんとかあまり降らず、しかも二日目はすっかり晴れきっていましたね。(一日目のお昼頃松本到着、それ以降は降りませんでしたし、二日目はどピーカンでしたよ…)
おもわず「多分誰かが護摩壇焚いたか、イケニエ(カワイイ仔にゃんこちゃんやカワイイ仔わんこちゃん…)を捧げたに違いない…ッ」と思いマシタ(笑)。


私は2回目(前回は出展側のお手伝いで)、今回一緒に行った相方もげっちははじめてのクラフトフェアまつもと。
二人連れ立って、あっちへこっちへウロウロウロ…。
やはり陶芸・ガラス・木工が三本柱、出展者数も多いですね~。
素焼きの陶器でペンギンを何羽か並べていらっしゃる方がいました。発見した瞬間に隣にいたもげっちのテンションが急上昇したのがわかりました(笑)。

* * *

全体的な印象としては「やっぱりレベルが高いなあ」、と同時に「クラフトってなんだろう……?」
よそのアート・クラフトイベントによくいるポストカードやイラストといった方はほとんどいません。その代わりよそのアート・クラフトイベントには絶対居ない鍛冶屋さん家具屋さんがいらっしゃいます。
この二極化はなんだろう、と。
すなわちこれが、「クラフト」という定義なのかなあ、と。
そうかと思えばテントの奥にカウンターがあって、バーになっているブースもあったり(笑)。
また、二年前より「実演」が増えたようにも感じました。
「どうやって出来ているのか」「どうやって作っているのか」が見えるので、とても面白かったです。
* * *

スピンドルを譲ってくださった泉家具工房の谷口さんにもご挨拶できました。
棉繰り機が組み立てキットで¥18,000ですってよ奥さん!(動くかどうかわからない中古が骨董市などで¥5,000以上、まっさら新品だと¥30,000以上がザラなので破格!)
もげっちはここぞとばかりに棉繰り機の修理のポイントを聞いていました。谷口さん、ありがとうございました。
泉家具工房さんのスピンドルはかる~く気持ちよくまわるのでオススメです。軽いので綿向き。ちょっと重めのでもニットよりは織り向きかな。
coloured wool textile coojiのアヤさんのところもステキでした。
一日目お邪魔したときは「完徹なんです~、1時に出発して運転してきました~」とヨロリラしてらっしゃいましたが、相変わらずうっとり見とれてしまうショール・ブランケットが何枚もありました。アヤさんのブランケットは人が肩から羽織ると、いきなり表情が変わって違う顔を見せる、気がします。
スピンハウスポンタさんは、なんと今回パオ持参。「最初で最後と思って持ってきたわ(笑)」とのこと。会場に行かれた皆さん、入ってみましたか~?
芝生の上にフェルトのシートやシープスキンを敷いて、天井から差し込む日の光をぼんやりと見て…。これがまたなかなか、落ち着いてしまう空間なのですわ。
「絨毯一枚で生活できるっていう言葉が、よくわかるなあ」(もげっち)
kanehenの田口さんにもご挨拶できて個人的に満足(笑)。二年前の秋のクラフトピクニックで田口さんにお会いして、一心不乱に金属叩かせていただきました。木の葉型のトレイは、現在ジムショのカギ置き場になってます。
11月に鎌倉山で個展をなさるとのこと(( ..)φメモメモ)。
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講堂の中では素材屋さん道具屋さんがいらっしゃいました。
伎倍幡(きべばた)本舗さんもいらっしゃっていました。(そのときは気がつかなかったんですが、家に帰って銀花のバックナンバーながめてたら「アジアの木綿」の特集号に載ってらっしゃいました。なんとなく見覚えがあったはずだー!)
手紡ぎ手織りの綿布を触らせていただいたのですが、柔らかくて肌触りが本当に良い! 枕カバーやシーツにしたい~! おそらく目が回るほどの贅沢(金額的に(笑))だと思うんですが、気持ちいいですよ、うん。
「西洋綿がもてはやされた背景にはシルクに近いものが作れる、ってのがあったんですよ。だけど昨今シルクが安く手に入るようになったから、あえてシルクのまがい物なんか必要なくなってきた。逆に和綿は湿気を吸うだけじゃなくてちゃんと吐くから、日本にはものすごく適してる。使えばわかるんです」
機械繰りと手繰りではやはり繊維のダメージの度合いが違うんですって(同時に機械繰りと手繰りでは価格もえらい違うわけですが)。
伎倍幡さんの向かいにちょうど絹の下村ねん糸さんがいらしたので、双方語りが熱い熱い!
でも聞いていて目からウロコなお話が多かったです。その道の方のお話は本当にタメになります。
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二日目の午前中、なまこ塀がずらりと並ぶ中町商店街も散策しました。
GRAIN NOTEの2Fでちょうど木村こずえさんの個展(二人展だったかな)もやっていたので、お邪魔してみました。
ウールでふわふわなんだけど、ふわりと軽くてさらりなイメージの薄手のショール。ううう、すてき…。「男前シリーズ」と銘打たれたマフラーも素晴らしい。あれね、スタンドカラーの白いシャツに書生さんスタイルにこのマフラーは大変に格好よいと思いマス。
GRAIN NOTEさんに、片側にコーヒーカップを乗せるスペースのある木の椅子が置いてあるのですが、この椅子が本当にすわり心地が良くて動けなくなるんですよね…。
お値段ももちろん良いのですが、いつかお金を貯めて買いたい椅子のぶっちぎり第一位だったりします。
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楽しい二日間でした。
さ~あ、たっぷり遊んだからこれからたっぷり仕事をしなければ!(笑)

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