連日連戦の疲れがたまって「嗚呼! 美しさに打ちのめされたいッ」と思い立ち(なんでそうなるの、とかはあえてスルーで。それが優しさ)、銀座まで坂東玉三郎の「鷺娘」を観に行ってきました。

…………いや、ここ(歌舞伎座)ではなく、この斜め向かいの「東劇」なんですけどね(笑)。
現在東劇では「シネマ歌舞伎」のアンコール上映を行っています。
現在は「鷺娘」と「日高川入相花王」、この2本あわせて千円!(10/16マデ)
新橋から都営浅草線に乗り換えた際、ちょうどホームに到着した電車に乗ったら快速でうっかり日本橋まで行っちゃって、慌てて逆方向に乗り換えたりとかもしたんですが。(なんてお約束な)
なんとか午後の上映時間に間に合い、美に打ちのめされてきました~。
鷺娘はもちろんなんですが、私としては先に上映された「日高川入相花王」、これが大ツボ!!!
「人形浄瑠璃を歌舞伎舞踊化した『道成寺物』」ということなんですが、玉三郎氏が清姫の「人形」を演じているんですが、これがもうもうもうッ! 
言葉では説明できないッ。(*>ω<)キャー!! 本当に人形にしか見えないんですよ。顔の伏せ方とか手の動きとか体重のかけかたとか。 最後の最後に「うわあああああ」という感じで。 鷺娘も本当に美しゅうございました。 最初の白一色から、衣装が変わっていき、舞も変わっていくという。 いや、こう言ってはなんなんですが、玉三郎さんてアラ還の方ですよ。なのにどうして16,7の娘さんにしか見えないの~。 もちろん生の舞台は生の舞台で大好きです。 ただ、歌舞伎座では花道がばっちり見えるお席はそうそう行けないので(三階席か一幕見席ばかり)、シネマ歌舞伎は「がっぷりよつ」感で大変お得な感じです。 あと、「ここを見とくべき!」というカメラワークなので、迷わず見ていられる、というのもあるかも。(逆に、あ、こんなとこでこんな演技してる!という掘り出し物感覚は薄い) 満足です。打ちのめされました。 さあ次は「京鹿子娘二人道成寺」だ!!

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